雇用に使える補助金・助成金は? | みんなの補助金コンシェルジュ

雇用に使える補助金・助成金は?

雇用に使える補助金・助成金を2026年度の最新情報で解説。キャリアアップ助成金や人材開発支援助成金など、目的別に活用方法や注意点を紹介します。

雇用時に活用できる助成金や補助金は?
目次

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雇用に使える補助金・助成金は?

雇用に使える主な助成金には、以下の制度があります。

  • 産業雇用安定助成金→生産性向上に必要な新たな人材の雇入れなどを支援

  • キャリアアップ助成金→非正規雇用労働者の正社員化や賃金引上げなどを支援

  • 人材開発支援助成金→従業員の職業訓練やリスキリングにかかる経費・賃金の一部を助成

雇用関連では、補助金よりも助成金の制度が多く、一定の要件を満たすことで活用できる制度があります。特に、

  • 正社員化

  • 人材育成

  • 賃金引上げ

など、企業の目的に応じて制度を選ぶことが大切です。

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補助金と助成金の違いは?

区分

助成額(1人あたり)

上限人数

最大助成額

中小企業

250万円

5人

1,250万円

中小企業以外

180万円

5人

900万円

補助金は主に企業の

  • 成長

  • 投資

を後押しする制度で、採択には審査があり、競争的です。一方、助成金は労働者の

  • 権利保護

  • 雇用環境の改善

を目的としており、条件を満たせば比較的受給しやすい傾向があります。
雇用に関する支援は、厚生労働省が主導して行っているため、補助金よりも助成金の制度が多く、活用しやすいのが特徴です。

本コラムでは、補助金も視野に入れつつ、主に雇用に関する助成金制度について解説していきます。

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キャリアアップ助成金

キャリアアップ助成金には、目的に応じて複数のコースがあります。

主なコースは以下のとおりです。

  1. 正社員化コース→非正規雇用労働者を正社員に転換した場合に支給

  2. 賃金規定等改定コース→有期雇用労働者などの賃金規定などを3%以上増額改定した場合に支給

  3. 賃金規定等共通化コース→正規雇用労働者と共通の職務などに応じた賃金規定などを適用した場合に支給

  4. 賞与・退職金制度導入コース→非正規雇用労働者を対象とする賞与・退職金制度を導入した場合に支給

  5. 社会保険適用時処遇改善コース→社会保険の適用に伴う労働者の処遇改善を行った場合に支給

  6. 短時間労働者労働時間延長支援コース→短時間労働者の労働時間を延長し、社会保険を適用した場合に支給

出典:厚生労働省

ひとり当たりの助成額

正社員化コース

キャリアアップ助成金では、正社員化する労働者の区分などに応じて助成額が異なります。

  • 助成額

  • 対象者の要件

は年度によって変更されるため、申請前に厚生労働省の最新情報を確認してください。

  • 雇入れから3年以上の有期雇用労働者

  • 雇入れから3年未満で、

  1. 過去1年間に正社員として雇用されていない

  2. 過去5年間に正社員として働いた期間が通算1年以下

の両方に該当する有期雇用労働者

  • 派遣労働者、母子家庭の母など

  • 人材開発支援助成金の特定訓練を修了した方

いわゆる

  • 非正規雇用の方

  • 家庭の事情などで正社員として働く機会が限られている方

が対象です。
出典:厚生労働省

賃金規定等改定コース

賃金規定等改定コースでは、有期雇用労働者などの賃金規定などを3%以上増額改定し、実際に適用した場合に助成されます。助成額は

  • 企業規模

  • 賃金の引上げ率

などによって異なります。なお、

  • 賞与・退職金制度の導入

  • 社会保険の適用に伴う処遇改善

などは、それぞれ別のコースの対象となるため、取り組み内容に応じて適切なコースを選択する必要があります。

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参考:キャリアアップ助成金|厚生労働省

産業雇用安定助成金

産業雇用安定助成金(産業連携人材確保等支援コース)は、

  • 景気変動

  • 産業構造

の変化などによって事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、生産性向上に資する取り組みなどに必要な新たな人材を雇い入れる場合に、その労働者の賃金の一部に相当する額を助成する制度です。助成額は、

  • 中小企業が1人あたり250万円

  • 中小企業以外が1人あたり180万円

で、1事業主につき5人までが対象です。

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参考:産業雇用安定助成金(産業連携人材確保等支援コース)|厚生労働省

人材開発支援助成金

人材開発支援助成金は、雇用後の人材育成を目的とした助成金です。従業員に対して研修を行う際、その

  • 経費

  • 賃金

の一部が助成されるため、研修費用の負担を大きく軽減できます。

幅広い研修内容に対応しており、複数のコースがあるのが特徴です。
参考:人材開発支援助成金|厚生労働省

人材育成支援コース

このコースは、職務に関連する

  • 技能

  • 専門知識

を習得させるための訓練を行った際に、費用の一部が助成される制度です。

  • 助成対象→研修経費と賃金の両方

  • 対象→自社内で行う研修だけでなく、OFF-JT(外部研修)も対象

  • 研修中に支払う賃金の一部も助成されるため、実質的なコスト負担を大きく減らせます。
    出典:厚生労働省

助成限度額はいくら?

人材育成支援コースでは、

  • 企業規模

  • 訓練の内容

などによって助成額が異なります。

  • 経費助成

  • 賃金助成

の上限額も設定されているため、申請前に厚生労働省の最新の支給要領を確認してください。

なお、助成限度額はひとりあたりではなく、訓練の内容や制度上の区分ごとに設定されています。

対象となる主な訓練メニュー

人への投資促進コースには、以下の訓練メニューがあります。

  1. 定額制訓練

  2. 高度デジタル人材訓練・成長分野等人材訓練

  3. 情報技術分野認定実習併用職業訓練

  4. 自発的職業能力開発訓練

  5. 長期教育訓練休暇等制度

各メニューで

  • 助成率

  • 賃金助成額

  • 対象となる訓練

などが異なるため、取り組み内容に合ったメニューを選択する必要があります。

定額制訓練

項目

中小企業

大企業

経費助成率

60%

45%

賃金助成額

なし

なし

高度デジタル人材訓練・成長分野等人材訓練

項目

中小企業

大企業

経費助成率

75%

60%

賃金助成額

1時間あたり 1,000円

1時間あたり 500円

自発的職業能力開発訓練

項目

中小企業

大企業

経費助成率

45%

30%

賃金助成額

なし

なし

情報技術分野認定実習併用職業訓練

項目

中小企業

大企業

経費助成率

60%

45%

賃金助成額

1時間あたり 800円

1時間あたり 400円

長期教育訓練休暇等制度

項目

中小企業

大企業

経費助成額

上限20万円

上限20万円

賃金助成額

1日あたり 1,000円

1日あたり 800円

助成限度額

1事業所・1年度あたりの助成限度額

人への投資促進コースは、デジタル人材・成長分野の

  • 人材育成

  • 定額制訓練

  • 自発的な職業能力開発

など、労働者のスキルアップを支援するコースです。

訓練内容に応じて複数のメニューが用意されています。

区分

上限額

人への投資促進コース


(成長分野など人材訓練を除く)

2,500万円

成長分野など人材訓練

1,000万円

自発的職業能力開発訓練

300万円

  • 対象者

  • 訓練内容

によって助成率・助成額が異なるため、申請前に厚生労働省の最新情報を確認しましょう。

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申請で意識すべきポイント

助成金を申請・受給する際には、適切な

  • 労務管理

  • 計画的な事業運営

が欠かせません。申請書の提出だけでなく、その後の

  • 実績報告

  • 証明作業

が大きな負担になることも多いため、

  • 社労士

  • 労務コンサルタント

などの専門家と連携しながら、早めに体制を整えておきましょう。

勤怠管理を徹底する

助成金の申請では、実際の

  • 労働時間

  • 勤務状況

を客観的に証明する資料が必要です。

  • ICカード

  • タイムカード

など、記録が残る勤怠管理システムを導入しておくと安心です。もし導入が難しい場合は、

  • 専門家

  • 厚生労働省

に相談し、代替資料の整備方法を確認しましょう。

就業規則は自社の実態に合わせて整備

助成金の種類によっては、就業規則の整備が要件になっている場合があります。

ただし、形式的に整えるだけではなく、自社の実態に合った内容にしてください。

現場とかけ離れた規則を作ると、かえってトラブルの原因になることもあります。

不正受給は厳しく処分される

補助金・助成金の不正受給には、

  • 返還命令

  • 企業名の公表

  • 刑事罰(詐欺罪)

などの厳しい処分が科されます。

虚偽の申請内容はもちろん、研修企業と共謀して自己負担を免れるなどの不正も取り締まりが強化されています。

資金繰り・期限管理をしっかり行う

補助金・助成金は、申請から支給まで一定の期間を要します。制度によって

  • 申請

  • 実施

  • 必要書類

  • 支給申請の時期

が異なるため、事前に最新の

  • 公募要領

  • 支給要領

を確認し、余裕を持って手続きを進めましょう。

プロのサポートを活用しよう!

助成金・補助金に関する正確な情報は、

  • 各地域の労働局などの公的機関

  • 厚生労働省・経済産業省の公式サイト

から入手するのが基本です。ただし、雇用関連の助成金は

  • 要件

  • 提出書類

が複雑で、事業を行いながら自力で進めるのは容易ではありません。申請内容の検討から手続き・報告までをスムーズに進めるためには、以下のような専門家のサポートを活用するのがおすすめです。

  • 社会保険労務士(社労士)

  • 上記の専門家と連携しているコンサルティング会社

専門家の力を借りることで、

  • 書類不備

  • 制度選定のミス

を防ぎ、安心して申請を進めることが可能です。

  • 不安

  • 疑問

がある場合は、早めに相談してみましょう。

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監修者

監修者からのワンポイントアドバイス

テレワークに活用できる補助金としてIT導入補助金はITツールが豊富にありぜひ活用したい補助金です。また各自治体ではワーケーションと絡めた補助金も多数存在します。先着順の補助金も多いため各自治体のHPで確認されると良いでしょう。

井上 卓也
井上 卓也カミーユ行政書士事務所 代表・行政書士

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。 慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。

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