ものづくり補助金は飲食店でも活用できるの?採択事例や方法
ものづくり補助金は製造業というイメージが強いですが、飲食店でも利用できます!本記事を読めば、申請方法や採択事例がわかります。ぜひチェックしてみましょう。

目次
- このコラムのポイント
- 飲食店もものづくり補助金を活用できる?
- ものづくり補助金とは何?
- ものづくり補助金の目的とは何か?
- ものづくり補助金の対象事業者は誰?
- ものづくり補助金で受け取れる金額はどのくらい?
- ものづくり補助金を活用しやすい経費はある?
- 機械装置・システム構築費
- 専門家謝金
- 外注費
- 採択事例にはどのような事例がある?
- QCD向上と新商品の開発に向けた設備投資
- 味はそのまま!居酒屋メニュー冷凍食品開発
- 老舗焼鳥店の生産量拡大体制の構築
- ものづくり補助金に採択されるためのポイント
- 新商品または新たな生産プロセスを確立する
- 競争力の向上や市場拡大を目指す
- 費用対効果を明確にする
- まとめ
- 飲食店はものづくり補助金をどう使える?対象経費について
- 飲食店が使えるものづくり補助金の特徴
- 対象となる機器・設備
- システムの導入事例には何がある?
- 飲食店のものづくり補助金申請に必要な条件と手順
- 申請条件
- 導入予定の設備の条件
- 事業実績
- 申請手順
- 必要書類を準備する
- 飲食店の採択事例
- デジタル技術を使った新しい飲食店予約体験
- 独自の技術で焼き芋を差別化
- 製麺機・スチーム調理機の導入
- 飲食店がものづくり補助金に申請する時のポイントとコツ
- 目的と効果を明確にする
- 実績を証明する
- 申請書類を整える
- まとめ
- 通常枠での申請ポイント
- 飲食店の採択事例
- 新商品の開発
- 新たな生産方式の導入
- サービス開発
- 生産プロセスの改善
- 飲食店はものづくり補助金の採択率はどのくらい?
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飲食店もものづくり補助金の対象。生産性向上や新商品開発など経営革新に取り組む場合に申請可能
補助金は設備投資やシステム導入、専門家謝金、外注費などに使え、最大で数千万円支給されることもある
採択されるには、新商品開発や生産プロセス改善、独自サービス導入など、革新性の高い具体的な事業計画が重要
飲食店もものづくり補助金を活用できる?

出典:【2025.9】飲食店はものづくり補助金を活用可能!採択事例も合わせて紹介
飲食店もものづくり補助金の対象になります。
ただし、生産性向上や新商品の開発など、経営革新を目的とした取り組みを行っている場合にのみ申請可能です。
ものづくり補助金とは何?

ものづくり補助金は、主に中小企業や小規模事業者を対象とした支援制度です。
経営革新を支援するための国の補助金制度で、主に、
設備投資
新製品開発
サービスの改善
を行う企業に対して支給されます。
企業の生産性向上や新たなビジネス展開を促進する狙いがあります。
近年では、飲食店もこの補助金を活用して経営改善に取り組んでいます。
実際に、飲食店が採択される事例も増加傾向です。
ものづくり補助金の正式名称は、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金です。
政府が支援する中小企業向けの補助金制度ですが、その財源は国民の税金です。
貴重な財源であることから、審査も厳重に行われます。
基本的には、生産性向上のための
設備投資
新しい技術・プロセス
の導入をしようとしている企業を応援するためのもの。
補助金の金額は最大で数千万円に上ることもあります。多くの中小企業がこの制度を活用し、経営改革に成功しています。
参考:【公式】ものづくり補助金総合サイト
みんなの補助金コンシェルジュでは、飲食店向けのものづくり補助金申請をトータルでサポートしています!
「飲食店でも対象になるのか知りたい」「設備投資が補助対象か確認したい」などのご相談は、ぜひお気軽にどうぞ。
ものづくり補助金の目的とは何か?

ものづくり補助金には目的があります。
それは、経済や世界情勢の変化大規模災害などによる、外部の影響に耐えられる強固な経営基盤を作ることです。
ものづくり補助金は主に製造業者に向けたものというイメージが強いですが、飲食業界でも利用可能です。
具体的には、次の取り組みをする時、補助金の対象となります。
新商品の開発をする
生産プロセスを改善する
新たな生産方式やサービスを導入する
上記によって事業者は、
競争力を高める
新たな市場での展開や業務の効率化する
などが可能です。

それを応援するためにも、ものづくり補助金があります。
ものづくり補助金の対象事業者は誰?
ものづくり補助金は、中小企業・個人事業主を含む小規模事業者が対象です。
飲食店もこの対象に含まれており、カフェやレストラン、居酒屋など、さまざまな飲食店がこれまでに採択されています。
ものづくり補助金で受け取れる金額はどのくらい?
ものづくり補助金の支給額は、事業者の規模や申請する補助金枠によって異なります。
最も一般的な枠では、補助金の上限額は750万円から1,250万円です。
特に省力化などの大規模な改善を目指す事業者には、最大で8,000万円が支給されることもあります。
なお、補助金の補助率は、基本的に事業者の規模によって異なり、一般的な中小企業には1/2の補助率が適用されています。
小規模事業者の場合は補助率が2/3に増額されるため、より多くの支援を受けられるでしょう。
みんなの補助金コンシェルジュでは、飲食店の採択事例を踏まえた事業計画書作成を支援しています。
「不採択を避けたい」「審査で評価される書き方を知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
ものづくり補助金を活用しやすい経費はある?
飲食店がものづくり補助金に申請する場合、活用しやすい経費があります。
機械装置・システム構築費
飲食店での活用例としては、
新型の厨房機器の導入
冷凍食品を作るためのフリーザーシステム
などがあります。
これらは、
効率的な調理
提供方法の改善
新たな商品展開
を可能にするために必要です。
例)
既存の厨房設備をアップグレード
調理工程を効率化するために最新の調理機器を導入
上記によって、作業のスピードや品質を向上させることが可能です。
結果的にスタッフの負担が軽減し、提供する料理の品質は安定化するでしょう。
専門家謝金
飲食店がものづくり補助金を活用する際、専門家によるコンサルティングを受けるための経費も、対象に含められます。
専門家とは、事業改善や新商品の開発に関してアドバイスを提供してくれるコンサルタントや技術者などです。
たとえば、新しいメニューの開発にあたって、
食材の選定
調理方法の改善
効率的な店舗運営
に関するアドバイスを受けることが可能です。
これにより、より多くの顧客層をターゲットにした新商品を提供し、売上向上を目指せるでしょう。
外注費
外注費も対象経費に含まれます。
例)
商品のパッケージデザインを、外部のデザイナーに依頼する
新たなマーケティング戦略を立てるために、外部の広告代理店に依頼する
これにより、より魅力的な商品やサービスを提供し、顧客の購買意欲を高めることが可能です。
採択事例にはどのような事例がある?
飲食店が実際にものづくり補助金を活用して採択された事例を詳しくみていきましょう。
QCD向上と新商品の開発に向けた設備投資
ある飲食店は、提供する料理の品質向上と効率化を目指し、新しい厨房機器を導入しました。
これによって調理工程のスピードが向上し、提供時間を短縮することに成功。
さらに、新メニューの開発にも成功し、顧客層の拡大に成功しました。
味はそのまま!居酒屋メニュー冷凍食品開発
ある居酒屋の経営者は、人気のあるメニューを冷凍食品として提供するための設備を導入。
料理の鮮度は保ちながら、提供する場所を限定せずに販売できるようになりました。
その結果、新しい収益源を確保することに成功。
老舗焼鳥店の生産量拡大体制の構築
老舗の焼鳥店では、生産性を向上させるために自動化設備を導入しました。
これによって生産量を増加させ、同時に品質の安定も実現。
新規顧客を獲得し、店舗の売上がアップしました。
ものづくり補助金に採択されるためのポイント
飲食店がものづくり補助金に採択されるためには、以下のポイントを守ると良いでしょう。
新商品または新たな生産プロセスを確立する
新しい料理の開発
効率化された調理方法
新しいサービス提供の方法
を提案すると効果的です。
競争力の向上や市場拡大を目指す
提供する商品やサービスを他店と差別化し、競争力を高めましょう。
また、販路の拡大を目指す取り組みも高く評価されます。
費用対効果を明確にする
投資する金額とそれによって得られる効果を明確に示してください。
事業計画が具体的で、現実的であることが求められます。
まとめ
ものづくり補助金は、飲食店にも有用な支援策です。
設備投資や新商品開発など、経営革新を目指す飲食店には特におすすめの補助金です。
店舗の生産性向上や新たな顧客層の開拓に向けて、ぜひ活用を検討してください。
参考:【公式】成功事例のご紹介
飲食店はものづくり補助金をどう使える?対象経費について
ものづくり補助金の対象となる経費は、以下の通りです。
外注費
運搬費
原材料費
専門家経費
知的財産権等関連経費
クラウドサービス利用費
機械装置・システム構築費
もし飲食店が利用する際は、新たな機器の導入や、業務効率を高めるためのシステム改善に活用できるでしょう。
参考:【公益財団法人 東京都中小企業振興公社】飲食事業者向け経営基盤強化支援事業
飲食店が使えるものづくり補助金の特徴
飲食店が使えるものづくり補助金は、業務の効率化や生産性を高めることが目的です。
特に、高性能で専門的な機械設備や、システム導入に活用できるでしょう。
飲食業界には多様な業態が存在しますが、それぞれに合った機器やシステムが補助金の対象です。
対象となる機器・設備
製麺設備(蕎麦店業態)
真空包装機(蕎麦店業態)
急速冷凍機(カフェ業態)
コーヒー焙煎機(カフェ業態)
焼き菓子製造機(カフェ業態)
これらの機器は、飲食店が提供するメニューの品質を向上させ、業務の効率化にも寄与します。
また、機器や設備の導入により、新しいメニューの提供や商品の製造過程を効率化できるため、売上も上がるでしょう。
システムの導入事例には何がある?
実際に飲食店がものづくり補助金を申請して採択され、事業に生かしたケースには、下記のようなものがあります。
◆QCD向上システム
自動販売システム(焼肉店)
特急レーンとセルフレジ(回転寿司)
こうしたシステムは、業務の効率化や人手不足の解消に役立ちます。
特にセルフサービス型のシステムは、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
飲食店のものづくり補助金申請に必要な条件と手順

ものづくり補助金の申請には、いくつかの条件と準備が必要です。
主な条件を確認していきましょう。
申請条件
従業員数によって補助金額が異なります。
たとえば、従業員数が5人以下であれば、補助金は最大750万円まで支給されます。
導入予定の設備の条件
導入する設備が、生産性向上や高付加価値化に寄与するものでなければなりません。
事業実績
事業の成長を証明するための決算書や実績報告書が必要です。
申請手順
補助金の申請には、事業計画書を提出する必要があります。
事業計画書には、
経済効果
補助金を使う目的
導入する機器の詳細
などを記載しましょう。
必要書類を準備する
申請に必要な書類(決算書、収支計画書など)を整えてください。
オンラインで申請
指定されたオンラインシステムを通じて申請しましょう。
飲食店の採択事例
実際にものづくり補助金を受け取った飲食店の事例を、いくつか紹介します。
これらの事例から、どのような飲食店が採択されやすく、どのような設備が採択されやすいかが見えてくるでしょう。
デジタル技術を使った新しい飲食店予約体験
ある飲食店では、デジタル技術を活用した新しい予約システムを導入するために、ものづくり補助金を活用しました。
このシステムにより、下記の変化がみられました。
顧客満足度が向上
従来の予約方法より効率的に予約が管理可能に
結果的に店舗の回転率が増加し、収益がアップしました。
独自の技術で焼き芋を差別化
焼き芋専門店が、焼き芋をより美味しく、効率よく製造するため、独自の焼き芋技術を導入しました。
この技術の導入により、他店との差別化が図れ、売上が増加。
ものづくり補助金を活用することで、設備導入の初期投資を軽減し、事業拡大につながりました。
製麺機・スチーム調理機の導入
あるラーメン店では、製麺機とスチーム調理機を導入し、店舗の回転率を大幅に向上させることに成功。
注文から提供までの時間が短縮され、より多くの顧客にサービスを提供できるようになりました。
飲食店がものづくり補助金に申請する時のポイントとコツ
ものづくり補助金を申請する際の、ポイントとコツについて解説します。
目的と効果を明確にする
補助金の申請では、導入する設備やシステムがどのように生産性向上に寄与するのかを明確に示してください。
単なる設備導入ではなく、事業の成長にどう繋がるのかを説明することが審査通過のポイントです。
実績を証明する
申請時には、過去の事業実績や財務状況を証明する書類が必要です。
経営状況をきちんと示すことで、審査が有利になるでしょう。
申請書類を整える
申請書類の作成には十分な時間をかけ、正確かつ詳細に記載することが求められます。
不備や不明点があると申請が却下される恐れがあるため、慎重に作成しましょう。
まとめ
ものづくり補助金は、飲食店が新しい設備やシステムを導入するための有用な支援制度です。
飲食店がこの補助金を活用することで、業務効率の向上や新メニュー開発などが可能となり、売上アップが見込めるでしょう。
ただし、申請には審査基準があるため、適切な準備と書類作成をしてください。
飲食店が採択されるためには、事業の成長を示す計画や実績を明確に提示することが求められます。
ものづくり補助金を上手に活用し、店舗運営をより効率的に、かつ魅力的にするための一歩を踏み出してください。
通常枠での申請ポイント
ものづくり補助金の通常枠では、
革新的な製品・サービス開発
生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備投資やシステム導入
を支援してもらえます。
補助金額は従業員数に応じて異なり、最大1,250万円の補助が受けられる場合も。
補助率は最大2/3で、設備投資の単価が50万円以上の場合に支給されます。
補助率→1/2(小規模企業者は2/3)
従業員数6~20人→100万円~1,000万円
従業員数21人以上→100万円~1,250万円
補助金額→従業員数5人以下:100万円~750万円
対象経費→機械装置、システム構築、技術導入費、運搬費、クラウドサービス費など
基本要件→給与支給総額の年率平均1.5%以上増加、最低賃金の地域別+30円以上、付加価値額の年率平均3%以上増加
これらの要件を満たしつつ、革新的な事業計画を策定してください。
飲食店の採択事例
製造業のイメージが強いものづくり補助金。
実際には、飲食店においても採択事例が多くあります。
とはいえ、製造業と比較して採択されにくい傾向があるのも事実。だからこそ、独自性の高い事業が求められます。
ものづくり補助金での飲食店採択事例には、次のようなケースがあります。
新商品の開発
妊婦向けの加熱寿司の開発と販売
自社メニューをパッケージ化して販売
自社の激辛カレースパイスの製造・卸売事業
飲食店が提供する新メニューを開発するだけに留まりません。飲食店→食品製造業への業態転換を含む事業展開が求められることがわかります。
新たな生産方式の導入
通販用に生明石鯛の箱寿司を液体凍結で販売
冷凍技術導入によるフードロス削減と生産性向上
台湾料理専門店のセントラルキッチン体制構築による多店舗展開
セントラルキッチン化や、冷凍技術を利用した生産方式の改善が採択されています。
これにより生産性を向上させるとともに、多店舗展開や通販事業の拡大が実現しています。
サービス開発
出汁のECサイト用新商品開発とEC販売
キッチンカーによるテイクアウト事業の展開
商業施設出店を目的としたブランディング活動
ゴーストレストラン活用によるデリバリー専門店の事業化
一流ホテルシェフ監修オリジナルチキンカレーのギフト商品化
単なるテイクアウトやデリバリーの提供だけでなく、ITや新しい調理技術を駆使した、独自性のあるサービスが採択されやすいとわかります。
生産プロセスの改善
製麺工程のDXによる新食感焼そばの提供
人気洋菓子の生産性向上を達成する設備投資事業
地域食材を活用したジェラートの生産能力向上と遠隔地販路開拓
これらは、設備導入やIT、DXを活用した生産性向上がポイントです。特にAIやDX技術を活用することで、生産プロセスが大きく改善され、採択される事例が多く見られます。
飲食店はものづくり補助金の採択率はどのくらい?
何度も伝えているように、飲食店はものづくり補助金の補助対象です。
過去に多くの飲食店が採択されていますが、製造業と比べて採択率は低い傾向にあります。
飲食店がものづくり補助金に採択されるためには、事業計画書を高品質に仕上げ、独自性の高い事業に取り組むことが求められます。
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監修者からのワンポイントアドバイス
ものづくり補助金は飲食店でも活用することができます。新たな調理器具やシステム構築導入に役立てることができます。申請には今までは従業員がいなくても申請できたのですが、賃上げの実効性を担保するために従業員1名以上いることが要件ですので注意しましょう。

補助金・助成金を専門とする行政書士として、補助金申請サポート実績300社以上を有する。 慶應義塾大学卒業後、大手製薬会社での経験を積んだ後、栃木県・兵庫県に行政書士事務所を開業。『事業再構築補助金』、『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』をはじめ、地方自治体を含む幅広いジャンルの補助金に精通。リモートを中心に全国の事業者の補助金申請サポートを行っている。
